Aya Kawazoe

ピアニスト川添文のホームページ

オランジュリー美術館

こんにちは✨😃

昨日は、念願の!オランジュリー美術館へ行ってきました~!!👏

 

私は大学三年生の春に、一度講習会でパリに来たことがあります🌸


その時にも、折角お金貯めてパリに来たんだから、、、ということで3泊ほど一人で前泊して、たくさんの美術館に行きました😊🇫🇷

 

オルセー、ルーヴル、ロダンブールデル、マルモッタン・モネ、ジャックマールアンドレ、、、、(たぶん他にもまだあと2つ行った😂🤣)

オルセーに朝から閉館まで丸一日(ギリギリ観れた、かな)、ルーブルに丸一日(全然足りなかった…かな笑)、居たことを考えると、4日弱でよく観たなぁと😃(苦笑)

 

あの頃、本当にお金もないし、体力とやる気?(笑)だけが見方というか、、まずホテルでの朝ご飯をたっくさん食べて、お腹を満タンの状態にして夜まで通しで歩き回るなんて無茶なことをしていました😂

今はそれはできない。どーん

 

しーかーも、、今はSIMカードやらWi-Fiやら、色んな手段ありますが当時(もあるっちゃあったけれど)、Wi-Fiのあるホテルやカフェ以外は機内モードで過ごしていた人、、w 美術館まわるときも全部紙地図で😂😂

 

今はそれはできない。どーん


その講習会に連れていってくださった先生に教えていただいた地図✨
まだ大事にとってあります😌🌟

 

日本じゃもう酷すぎる方向音痴⁉️というかボーーーっ‼️と生きてるんでしょうね。なんかもう本当に方向音痴も、地図の読めなさも、道の覚えなさも酷いのですが。。。

パリに行ったらさすがに生死に関わる(爆)からか、死ぬ気で地図読んで行きたい美術館にはほぼ行けた。人間やればできる…!!!

 

ただ、、ひとっつだけ、たどり着けなかった美術館があって。。それがオランジュリーだったのです。。。

 

今回はGoogleマップを使って😆辿り着けると良いなぁと思っていた一番の場所✨🌟

長年の念願叶いました…🌈🌞(行くのめっちゃ簡単だった爆)


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もちろん、見所は睡蓮なのでしょうけれど、私は、
たくっさんのルノワールの絵や、
原田マハさんの『楽園のカンヴァス』を読み、大好きになったアンリ・ルソー(オーディオガイドではずっと「ル・ドゥアニエ(税関吏)・ルソー」と呼ばれていましたが😅)、
ピカソの青の時代とバラ色の時代の作品が並べられているところ、
などが特に印象に残りました😊

 

私は美術のことはよくわからないので、美術館へ行ったときには必ずオーディオガイドを聞きますが、ルノワールのジレンマについてとっても共感できました。

 

"(自分達の作品に自信を持てない、云々あるが、) 過去の巨匠たちの作品を見れば、自分達の作品に自信を持つべきではない、ということが分かる。
何より、彼らはなんて素晴らしい職人だったことか。
それはなぜか。彼らは自分の仕事を理解していたから。
絵を描くことは、空想にふけることではない。地道な作業であり、根気よく、緻密に行わねばならないものなのだ。
今日では、私たちは皆、天才であるか、あるいは自分が天才だと思っているかのどちらかである。(←www) 
一つだけ確かなことがある。私たちは、もはや手の書き方を知らないし、自分たちの仕事についてほとんどなにも知らない。
過去の巨匠たちは技術を知っていた。我々は、その秘訣をなんとか得られないかともがいている。"     (オーディオガイドより )

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本当に本当にストイックですよねー!!!!笑
ルノワールは病的な心配性で、技術の習得についての猜疑心は一生付きまとっていたようです。(彼の絵からはそんなこと微塵も感じられませんが!!🙄✨) 
彼は生涯を通じて、大作の合間に静物画を描いていたそうで、オーディオガイドではこれを"音楽家が音階練習をしているようなもの。"と説明していました。(分かりやすい😂)

 

個人的にはピカソの抱擁がすごくぐっときて😢😢
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右の絵です。(右かーい)(ぐっときたわりにめっちゃ写ってるの小さいじゃんね)(人が沢山居たから撮りにくかったのです)

 

青の時代は、ピカソの親友がなくなったり、本当に辛い時期に彼が青を用いて様々な作品(…それも悲惨な題材が多いのですが)を書き、そう呼ばれています。

この抱擁は、裸の男女=何も持ち合わせていない、二人の間には愛情しかない。愛情だけ持って、これから生まれてくる子供にも何も与えられるものはない…

それに比べて左の絵はバラ色の時代のものです。ごく短期間でしたが、ピカソが幸せの絶頂に赤を用いて作品を書いていた時期。

 

ピカソは本当に何人分?ってくらい一生のうちに画風を変えていますよね。

それと彼は商才にも長けていたようで。資産も7500億?とかあったみたいですね🙄生前に一番稼いだ芸術家とか😊

 

ピカソゴッホの違い、みたいな本を(それも経済の本でしたが…) 夫に勧められて読んだことがあるのですが。まぁピカソは子供の頃から天才だしーゴッホはそもそも絵で食べようと思ったのがそもそも遅かったしー😗とか思って半信半疑で読み始めましたが😅、ピカソは自分の絵が出来上がったときに、沢山の画商を呼んで、自分で絵についてどれだけ素晴らしいものかプレゼンテーションをして、競り合いさせてたみたいです。そりゃ高くなるだろうな。それとか、小切手で自分がサインをして買い物をしたら、その店主は絶対に小切手を換金せずそのサインを飾るだろうから、タダで買い物できる、なーんてこともしてたみたいです。賢いな~いや、賢いのか?笑

まぁ、私はゴッホが好きで好きでたまらないんですけどね😜

 

ルソーについては、、楽園のカンヴァス激推しします。。原田マハさんの素晴らしい感性とルソーへの愛で溢れたこの小説で、何度泣いたことか。😢✨

 

ルソーと言えば"夢"など有名ですよね。

自分の才能を信じ自分の絵に自信をもっていたルソーは、苦しい生活の中でふたりの妻に先立たれても、ひたすら無邪気に絵筆を握り続けました。
夢をも現実だと思い込むほど純真だったルソー。"夢"では、こんなにジャングルの雰囲気を再現できているのに、ルソーはジャングルに実際に行ったことはなかったとか。パリの植物園で見たものを自分でアレンジして描いたと言われています。😢💕✨

絵に描かれた熱帯雨林は、彼の南国への憧れを形にした楽園なんだろうなぁ…

 

ゴッホに日本を見せてあげたかったし、ルソーにジャングルを見せてあげたかった…とか思う、にわか美術ファンな川添です…

 

自分は良い意味でも悪い意味でもセンシティブな人だったんだなーと気付くこの頃です。

ケフェレック先生のレッスンでも、あなたはセンシティブすぎる!センシティブすぎて、全部の音に気持ちを入れすぎてまとまりがなくなる。と何度言われたことか爆!

 

取捨選択はマストですね。上手い方々の取捨選択のセンスの良さ。

 

脱線しましたがー。長くなりすぎるから、ルノワールの雪景色で涼しくなって終わりましょう。⛄❄️(こっちは毎日35度、しかもエアコンもありません。お店は勿論電車にも…汗だくな毎日です。)(今、この雪の絵文字見てちょっと涼しくなりました。末期)

 


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"自然界に、白という色はない。雪にも空の青が反映されているはずなんだ。" (ルノワール)