Aya Kawazoe

ピアニスト川添文のホームページ

オールベートーヴェンリサイタル🎵

こんばんは🌃

 

10月3日(土)13時より

逗子文化プラザ なぎさホールにて

オールベートーヴェンのリサイタルをさせていただくことが決定致しました✨

 

【プログラム】

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第8番 ハ短調 Op. 13 「悲愴」
ピアノ・ソナタ 第14番 嬰ハ短調 Op. 27-2 「月光」
ピアノ・ソナタ 第21番 ハ長調 Op. 53 「ワルトシュタイン」
ピアノ・ソナタ 第23番 ヘ短調 Op. 57 「熱情」

 

ベートーヴェンの大傑作が目白押し!の挑戦プログラムになりました✨

 

今年は実は、生誕250周年という記念イヤーで演奏される機会もとっても多かったはず…のベートーヴェン。こんな状況になってしまい、公演の数はかなり減ってしまったことと思います。。こんな時にも逆境の作曲家なの?と思い泣きそうになったりしますが、こんな時だからこそ!私はベートーヴェンをやっぱり絶対に弾きたい。。と思い、リサイタルをさせていただくことが決まり曲目を聞かれた瞬間、オールベートーヴェンプログラムで!と即答していました😂


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私も実はリサイタルでベートーヴェンを弾くのは本当に久しぶり!(いつもベートーヴェン弾く弾く詐欺してごめんなさい😂)今回はオールベートーヴェンということで…これから3ヶ月の間どっっぷりベートーヴェンに浸かって、思う存分勉強していきたいと思っております。なんて幸せなんだ。

 


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(一昨年!?の暮れに行ったベートーヴェンの遺書の家。遺書読んだら、ほんと涙でるよ、、、と色んな人に忠告はされていたものの、、あんなに感極まるとは。私が行ったときには随分新しくなってしまってました〜)

 

 

チラシ等は、7月の頭に出来上がるようです✨

また出来上がり次第、お知らせさせていただきます😊

お申し込みやお問い合わせも、どんどん受け付けております😄

 

 

お知らせまででした💕

イタリアと日本でアンサンブル🎵

こんにちは!

6月になって自粛解除になり、学校や通勤が再開した方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?

私もなんだか日常が戻ってきて、色んな方に会える日々が夢のようです!☺️(本当にしばらく引きこもっていたので…😂)

 

🌸🌸🌸🌸

 

さて!今日は、とっても素晴らしい声楽家の方々とのリモートアンサンブルの演奏のご紹介です〜✨

 

私が度々リサイタルの伴奏をさせていただいているバリトンの栗原峻希さんと、ソプラノの横山和美さんによりメノッティのオペラ「電話」より、最後の感動的な1曲です💕

 

栗原くんは、声はもちろん本当に人柄も素晴らしく(ご家族も本当に素晴らしい…)✨

横山さんも、本当に素晴らしい声の持ち主で😍

お二人とは以前一緒に本番させていただいたことがあるのですが、非常に音楽の波長が合い、3人で音楽を創り上げる時間は本当に本当に幸せすぎて、その本番の日、終演してからはもう浸って完全にボーーっとして…電車を間違えまくって帰れなくなったレベルでした😂(横浜からタクシーで帰ったという笑)

 

というわけで、この動画にハマるのは必然…毎日聞いている私です😂💓

 

これからも色々アップできたら良いねと話しているので(6月になって私の予定が詰まってきて難しい部分も多く申し訳ないのですが…)、ぜひ皆様、栗原くんのYouTubeチェックしてみてください🌠✨

 

https://youtu.be/20qjNfbhBjk


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(ちなみにこの素晴らしい編集は栗原くんによるものです👏👏どうやったんだろう?!すごすぎる…)

 

それでは!💕

 

 

ベルリンと日本でアンサンブル🎵

こんにちは☀

 

実は約1ヶ月前ほどから?芸大同期のめぐ(最近ブログを始めたみたいです✨こちら)と、少しずつリモートアンサンブルを楽しんでいます🎵

 

めぐは今、ベルリンに居るのですが…これだけ離れていてもアンサンブルできるなんてすごい時代ですね。

 

このめぐ、素晴らしいヴァイオリニストであり、実は私の恩人でもあります🤣(夫とは めぐの紹介で知り合ったり…笑)

 

彼女は本当に謙遜するので自分では絶対言わないですが、今めぐはベルリンで大学に通いながら、ベルリンフィルのカラヤンアカデミーにも所属しています✨これって本当に凄いことで…相当忙しいだろうけど本当に楽しすぎるらしく できることならドイツに永住したい!と言っています😊世界に自分の居場所が見つけられるって、本当に羨ましい💕

 

さて、そんなめぐとのブラームスのFAEソナタ💕めぐがYouTubeに載せたようなので、ぜひお聞きください😉めぐの抜群に良い音が聴けます😍

 

慣れない初リモートアンサンブルだったのに、いきなりFAEソナタというガチ曲から始めてしまった我々!!笑 実際にアンサンブルするのとはかなり違う感覚なので、色々な部分気になる所ありますが、お手柔らかに聴いていただけたら嬉しいです💕(私の方の音と動画のタイムラグや、音量の設定のバランスがまちまちだったり…四苦八苦感が物凄い😅)

ただ、動画の後ろの方に行くにつれだんだんマシになっているので🤣、これから更にブラッシュアップしていこうと思っています💕

 

それと、今回めぐが編集してくれたのですが、無料版の編集アプリを使ったら謎のテロップが入ってしまったようで😂、もう有料版にしたので次からはもう入ることもないとのことです😉

 

めぐのYouTubeがこちら↓✨

https://www.youtube.com/channel/UCcuhHCXLzW6h-9kslZSbG6A

 

 

ちなみに我々の演奏が他にもYouTubeに載っていたので、そちらも載せておきます✨

これはめぐとのデュオリサイタルのときの演奏です✨この時は

 

□ベートーヴェン: ヴァイオリンソナタ第5番「春」

□ブラームス: ヴァイオリンソナタ第2番

□プロコフィエフ: ヴァイオリンソナタ第1番

□ラヴェル: ツィガーヌ

 

という…盛り込みすぎ・激重プログラムでしたが、毎日夜遅くまで二人でああでもないこうでもないと合わせをして、本当に沢山のことを吸収できた期間だったことを覚えています😊

 

めぐのブラームスは絶品で(本当にめぐの音はブラームス🙂)、私はプロコフィエフが一番しっくり来て弾けたのですが、YouTubeに載っていたのはベートーヴェンだったのでww、いつかブラームスとプロコフィエフも載せられたら良いなーと思います☺️(映像あるのかしら✨)

 


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https://youtu.be/UA-zdBqIaNM

(第1楽章)

https://youtu.be/qHjrA6ui__s

(第2楽章)

https://youtu.be/cfJpHDOpllc

(第3,4楽章)

 

 


さて、FAEソナタに懲りずに次は超名曲のあの曲にリモートで挑戦しよう!!と無謀にも二人で意気込んでおります😂

出来上がったら、まためぐのYouTubeに載ると思いますので

どうぞお楽しみに…💕

 

モスクワの英才教育

私は小さい頃から本が好きだ。今現在に輪をかけてボーッとしていた小学生の頃は、最寄りの駅から家までのバスの中で本を読んでいると、家を通り過ぎてまた駅まで戻っている、というようなことは日常茶飯事だった(循環バスでよかったね。)

そして小学生時の私の友達は図書館だったこともあり(?!)文庫本1ヶ月100冊にチャレンジしたりしていた。

 

ただまぁこの量に頼っているところから推察できる通り 読み方は荒くて、その頃読んでた本の内容はほとんど覚えてない…

 

あまりに残念すぎる読み方なので、さすがにだんだん本の読み方がブラッシュアップされて行き、最近は心の響いた文章のページを折り曲げたり(ピンとこなかった本は売るから、1ページも折らない。)、良かった本は必ず読み終わってから感想文をつらつらと書くようにしている。

 

 

 

そんな私の感想文を昨夜読み返していて、あぁ!!この本は本当に面白かったなぁ、、復刊してほしい!!という思いを込めて。今日は一記事書いてみます。


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『まあるいものさし』

朴久玲先生は 皆さんご存知ピアニストとしても先生としても有名で、ロシア語ペラペラでいらっしゃるので、昔から私はロシア人の先生のレッスンを受ける際に通訳していただいた記憶がある。


この本がとっても面白かった!!


一言で言えばロシア留学記、であるが 今のロシアとは大違い、、、ソビエト連邦、外国人留学生なんて全然居なくって留学生用のシステムなんてものは何もない。
冬はマイナス30度、日本に電話をかけるのも、電話ボックスまで極寒の中歩き、親に泣きながら電話、でも電話代も高くて全然話せない。

今の時代には考えもできないほどの孤独ですよね…

 

「物もいらない、お金もいらない、ただピアノが上手くなりたい」
何をしてても、ピアノを弾いていないと気分が落ち着かない気持ち、まわりのロシア人を見て、あの人は私が買えるものを買うことは出来ない、けど私はあの人のような演奏が出来ない。と思い沈み込む気持ち、それが買えることになんの意味もない、ただただ惨めになる気持ち。本当に私もよく分かり、それだけの焦燥感が芽生える環境に私も身を置きたいなぁという気持ちになったり。。

 

とにかく貪るように読んで、興味を持ったトピックがあった。


モスクワの英才教育についてである。

 

モスクワには2つ音楽大学がある。
モスクワ音楽院と、グネーシン音楽学校。
モスクワ音楽院はラフマニノフやスクリャービン、カプースチンといった作曲家も、アシュケナージやリヒテル、プレトニョフなんかも卒業生(卒業生を調べてみたら、もう著名な方居すぎてこのピックアップはちょっと酷いのですが。)の歴史ある学校ですが、実はこの学校 予備科というものがあって、これは6、7歳の子が小学校に入る前のための学校なのですが…それが凄かった😂

 

少し脱線しますがこの本を読んでいた当時、「最先端の教育」という本を図書館で読み(私はもともと0~6才ほどの子どもへの教育に非常~に興味があるのですが。)その中に、ダニングクルーガー効果の話で面白い話があった。
この"ダニングクルーガー効果"とは、「能力の低い者ほど自分の能力を過大評価してしまう認知バイアス」のことで、この本の中には
"自分は英語が出来る、と思ってる人は意外とあんまり出来ない"
という例えの時に出てきていた。確かに、それってどんな分野でも言えるかも…?素晴らしい人ほど謙虚だもんね。というか、心底自分のことをまだまだ未熟だと思ってそうな…

(※ちなみに「自分達って最高だよね」が合言葉の  自己評価めちゃくちゃ高い我々夫婦は、この認知バイアスについて初耳すぎてだいぶ沈黙流れた話、、はまた今度)

 

そしてそれを防ぐためには、明確な基準が必要なのではないか、という話になっていた。

 

例えば、関西国際学園の人によると、18歳でハーバードやイェールなどのアイビーリーグに入るには、小学校六年生の段階でだいたい英検一級くらいの英語力がないと難しいという。それが一つの基準になっているらしく、まぁもちろんアイビーリーグの場合は、英語力に加えて勉強以外の活動も重要視(例えば「子供の頃からずっと音楽をやっている」だったりとか)するらしいので一概には言えないが、
こういった"基準"って、ピアノの世界にもあるのではないか、と思ったのです。

 

話はモスクワ音楽院の予備科に戻りますが…

予備科の入試の課題曲がこちら


□バッハ インヴェンション
□ツェルニーの練習曲2曲
□ソナチネかソナタ全楽章
□チャイコフスキーやプロコフィエフなどの自由曲

 

これらに加え、和声の聞き取りや、先生が弾いたメロディーを覚えて歌う、なんて試験もあるらしい。


ちなみに皆様、お忘れではないでしょうか。これらを全て弾くのは6歳のお子様たちです!いや、神童!普通に神童。

 

自分の6歳時なんて思い返しちゃうと本当に笑っちゃうんですけど、公園で泥団子をとにかく永遠に作って、泥団子屋さんを開いていたような覚えしかない。いかにクオリティ高い泥団子が作れるか。公園の砂もサラサラ砂とずっしり砂を使い分け(名前とかあるのかしら?知らん)、遂には地面に落としても割れないようなSランクの泥団子をも作れるようになった(この話を夫にしたら、「あやちゃんが6歳の時YouTubeがあれば、Sランク泥団子の作り方で人気YouTuberになれたかもね?!」と言われた。完全に面白がられてるが、確かに、何かを極めること自体は今の時代、何に繋がるかわからない)。うん、無理だ…絶対無理だ。この内の1曲さえ弾けなかったでしょう。
でも世界で活躍するトップピアニスト目指したいならこのくらい出来ていないといけないのかしら。

 

素晴らしい演奏家を沢山輩出しているロシアには、小さい頃からの並々ならぬ努力と、刺激的で仲間がいる最高の周りの環境があるのだな、と思ったのでした。

日本もそんな小学校があったら良いのにね。絶対良いだろうな~。何よりも良いのは、同じ分野が好きな仲間がいる!ということ。

 

それにしても、先日のラヴェル本(こちら)も今日ご紹介したまあるいものさしも、絶版なのが大変に惜しい……私自身、こちら先生に貸していただいて読んだのです。入手したいけど…!!本当に音楽関連の本は素晴らしい本でもすぐに絶版になってしまいます。。


復刊してくれないかなぁ…そしたらみんなに読んでほしいです。

オンラインレッスンの方法

最近は試行錯誤しながら、ほぼ全員の生徒さんにご了承いただき、レッスンをオンラインレッスンに切り替えさせていただいております。皆様ご協力ありがとうございます(私も対面で皆に会いたいけど…!!😭とにかく"もし自分が保菌者であったら、、" という気持ちで毎日過ごしています。)

 

LINE、FaceTime、Skype、それぞれスマホ、iPad、パソコン、どれで行うのが良いのか?等 色々試してみたところ、パソコンにてzoomで行うのが一番スムーズなのではないかな?と思いました。生徒さんにも、なるべくパソコンかタブレット類で、Wi-Fiに繋いだ状態でお願いしています。


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(かわいい♥こちら、パソコンに繋いでくれた生徒さん。1時間以上のレッスンでしたが、スムーズに出来ました👏電波すごい。そしてこの日ツェルニー50番練習曲3曲完璧✨で全て合格しました👏すごい。)

 

やはり、ビデオ通話も電話ですので 一方通行になることが多く、同時進行で言えないのは厄介です。

それで私が最近一番スムーズに行く方法として取り入れたのが、「最後まで弾いてもらって、その間に言いたいことを何十箇所か、覚えておくor自分の楽譜に書き込みしておき、演奏が終わったら、生徒さんに鉛筆を持ってもらい、全てを記入してもらう」というやり方です。

これだと、書いてもらって、もう一度演奏してもらってもそこまで時間を取らず、しかも確認作業もできて有意義だな、と思います。

 

オンラインのメリットは、とにかく家でできること!

生徒さんを危険にさらさずに、そしてわざわざ私の家まで来る移動時間を取らせずにすみます。

それと何よりも驚いたのは、生徒さん方がいつも以上に注意深く私の話を一生懸命聞こう!としてくれていることです♥対面よりも皆集中して聞いてるかも?!笑

あと、いつもだったら家に帰るまでにレッスンで言われたことや、練習熱🔥が冷めてしまったりすることもあるかも思いますが…オンラインだったら、レッスン終わってから忘れないうちにすぐ!練習できることも、かなりのメリットですよね✨

それと、私からするとオンラインレッスン、何だかアットホームで良い♥です✨生徒さんのおうちで、弾き慣れているピアノで生徒さん自身もリラックスした状態で弾けてるのが伝わってきて、いつもより上手いんじゃないか?!と思うことも多々…🤣♥

 

オンラインのデメリットは、、やはり演奏に関しては、機械で聞くと音は割れますし 私の場合、いつも見ている生徒さんは特徴や音が分かっているのでオンラインだとしても色々アドバイスできますが、これが例えば初めてお目にかかる生徒さんだったら、オンラインは無理だろうなと思います。

一番不便だな、と思うところは、演奏に合わせて一緒に歌うことができないところですね〜😣いろいろな教え方があると思いますが、私はそれが出来ないのが結構大変です😅

 

 

 

今は世界が、日本が、周りの人が、大変な時ですが、私にできることはせめて家に居ること・誰にも会わないことであると信じて、今は色々とうずうず模索しながら引き(弾き)こもっています。


こんな時にも出勤しなければいけない方々がいる中で、引きこもっていられること自体が幸せなことです。

また音楽を楽しんで演奏できる日が来ると信じて!いまは生き延びましょう。

 

音楽したいなぁ〜

 

 

YouTubeチャンネル

こんにちは☀

今日は、私のYouTubeチャンネルのお知らせです😄

 

もともと、1年半前に始めていたのですが私の性格上…不定期更新すぎて、皆様にお知らせしてしまうとまた申し訳ない感じになるな、と思って生徒さん以外誰にも言わずにやっていました😅

 

が、そうこうしているうちに結構な曲数が溜まったこと、そしてチャンネル登録してくださる方も800人以上になって、これからはコンスタントに更新できるような超強力な相棒もできたので、皆様にお知らせさせていただいた次第です😄

 

もともとのきっかけは、生徒さんへのレッスン運びをもっとスムーズにしたい!!と考えたことから始まりました。
私は必ずいつもレッスンで、やっていた曲が合格したら次の曲を弾いて説明していたのですが、貴重なレッスン時間の中で勿体無い。それを映像に出来ないかなー?と考え、
まず生徒たち皆が通るツェルニー100番練習曲、40番練習曲を載せました。

 

そして最近、ツェルニー40番がようやく全曲終わり、バッハのインヴェンション全曲、シンフォニア全曲(只今、毎日1曲ずつ載せている最中です♬)も載せました😄

 

これでかなり!レッスンが楽になり、浮いた時間でより内容の濃いところまで突き詰められるな、と嬉しいです。

 

このチャンネルにコメントを下さる方は知らない方しかほぼいらっしゃらないのですが、皆様

「正直ツェルニーはあまり良いイメージがなかったのですが演奏を聞かせていただきとても好きになりました。自分も練習のモチベーションが上がりました!」

「こんな演奏ができるように練習頑張ります!!」

「こんな風に、私も早く40番練習曲が弾けるようになりたいです!」等…

嬉しすぎるコメントを下さいます。

 

他にも、ピアノを久々に独学で再開し、ツェルニーの楽譜を開いてみたものの…どうやって弾いたら良いのか?と悩まれて、見ていただく方も多いです😊


こんな風に皆様、練習の参考に使っていただいている方達ばかりなのです。まさか、生徒さん達以外の方からもこんなに見ていただけるとは。

 

少しでも、このチャンネルがモチベーションアップに役立てたなら、本当に嬉しいです🥰

 

今後も色々考えていて、
本当に長期戦になりそうですが、バッハの平均律はやはりしっかり勉強してから1巻・2巻合わせて48曲、全曲載せたい。これは目標です。
他にも、意外と良い音源がないハイドンのソナタ全曲、あとは様々な作曲家のエチュードも、皆大きくなると絶対に関わるので、載せていきたいと思っています。

 

ツェルニー100番練習曲も、いつコンプリートしてくれるんですか、のお声がありすぎるので、いつか70曲まとめてアップします…😅(埋め尽くされる…😂)(あとツェルニー30番も!💦😅)

 

そしてもちろん、普段私が練習している曲も、これからは何か工夫して載せていきたいと考えている最中です😊

 

そんな私のチャンネルがこちらです✨
 https://www.youtube.com/channel/UC6YSYapcQju0skqCGicRxrg

 

ホーム画面から右スワイプして、「動画」というタブから、過去のものへ遡れます😉


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一番最初に右も左も分からずアップロードしたツェルニー40番の1番は、音響も撮影方法も全然考えてない感じの仕上がりになっていますが😅(そしてそれが一番再生回数多い切なさ)、ツェルニー40番の終わりの方からは、音も良く、合成や俯瞰撮影など…凝り性の夫のおかげですごい編集になっています💦(たまに、「文先生が編集してるんですか?!」と聞かれますが、教えてもらって少しずつ出来るようになってはいるものの、、夫にやってもらっていることが多いです😅)

 

こちらのチャンネルに登録していただいて、一緒に練習頑張りましょう〜✨♬

 

以上、本日はお知らせまででした😉🥰

 

曖昧さを許容できる能力

音楽や美術の授業が、どんどん学校から削られているらしい。
私は音楽を生業にしているから、特別このことに危機感を覚えるだけであって、他の人はそうでもないのかな?と思い、他分野である夫(医師兼プログラマー※芸術とは無関係)に聞いてみた。

 

すると、面白いことを話してくれた。

 

芸術に幼い頃から触れている
ということは、
漠然とした曖昧さを抱えたまま許容できる能力がつくのではないか?と。
そしてそれは、特に大人になってから必要な能力なのではないか?と。

 

正解・不正解。白か黒か。そうやって早く答えを見つけて落としどころをつけたい。誰もがそう思うところを、
分からないものを分からないまま抱えられるということはとても大切で、皆ができることはない。

 

夫はとにかく努力の人で、そして勉強が好きで好きでたまらない。

そんな人だから、「私と勉強…どっちが好きなのヨッ!!」なんて史上最強に面倒な女の常套句を言った過去には本気で悩まれたことさえあるのですが(いや絶対勉強だよね)。


毎日毎日パソコンでプログラムコードを書いたり、海外の論文を探しても答えが載っていないような数式を解いたりしていると、分からないものを分からないまま抱える、ということが何より大切だそうで。分からない数式なんて、1週間くらいずーーーっと悩んで、分からないまま抱えて、同時進行で他のことをやっている。でもずっと頭の片隅にはある。そうしているとふとした瞬間に答えが見つかったりするらしい。


夫は粘り強さが異常で、それはもう血の滲むような努力を這い上がってきた人だから、だと思うのですがとにかく諦めない。夫は研修医時代、今の科を目指したきっかけを与えてくださった素晴らしい指導医の先生に 問題を出されたそうです。
それが2年間分からず、研修医終わってからもずっと考えてやっと答えが出たと。
そういう粘り強さって、幼い頃からピアノや芸術方面を極めようとしていたら、自分のように勉強で血の滲むような努力をしていなくても 自然につくものだと思う、と夫は言うのです。

 

たしかに 音楽というのは本当に難しくて、正解はないし、とっても微妙なラインでニュアンスを変えるだけで音楽的に聴こえたりする。曲を通して弾けるなんて大前提で、そこからが勝負。それをどこまで突き詰められるか。一音一音をどこまで突き詰められるかが何よりの課題で、それって「はい、この問題正解、これ不正解」より実は難しい世界なのです。そういう世界に幼い頃から対峙してたら、たしかに正解不正解の世界がよっぽど簡単に思えるのかな?と。

 

いま、そんな粘り強いことをできる環境ってないんじゃないかな?と思うんです。スマホって、本当に付き合い方が難しい"嗜好品"で。

私が高校3年生の時から「iPhone」ってものが出始めて、その頃はガジェット系が大好きだった私はいち早くiPhoneをおねだりし(高校生の分際で!!)高いものは絶対買ってくれなかった親に何故か買ってもらえた(何でだろう?)思い出がありますが、その頃のiPhoneなんて本当、何から何まで意味不明だったわけです(買ってもらったのに?!)。使い方も分からないし、まわりで使ってる人居ないし、全然面白くない。

それが結果的には良かったと思いますが、今は誘惑がたくさんあるから、集中力を持続させるっていうこと自体がかなり大変な世の中になってしまったなと思います。

インスタグラム見て、twitter見て、LINE見て、それをそれぞれ3分くらいですよね。ずっとどれか1つを見ることなんてない。

2時間の映画さえ観ることができない、15分間のYouTubeは楽しんで観る。読書はできない、漫画を読む。

もちろん例外の子達だって沢っっ山居ると思うんですけど、そんな子達も増えていると聞きます。

 

そんな中で、私の生徒さん達を見ていると、コンクールを目指している子達は大体1時間のレッスンですが、皆物凄い集中力で1時間があっという間。そしてその毎週1時間のレッスンのために、平日毎日1日4時間練習してる子、とかがゴロゴロ居るわけですよ。やっぱり物凄い集中力で。


音楽って凄く曖昧で、先生が良いって言うのが何なのかわからない、っていう時期があって(小学生〜中学生とか)。そういう時期はとにかく試行錯誤色々やっていくしかないんです。○×じゃないから。ぱっと見で分からないし、すごく自信を持ってレッスンに持っていって、「全然だめ。1週間何してたの?」と言われるときもあれば、こんな感じで良いのかしら。。。と恐る恐る持っていって「良くなったじゃない!」と言われるときもある。

本当に私も昔はそれがわからなくて、手当たり次第練習していた。だから、今の生徒さん達の気持ちがよーく分かるのだが、それが何よりも私の力を付けたと思っているから、方向だけ指し示したら後はあえて手取り足取りやりたくない。(恩師の指導方針に感謝。そして私自身がやっぱり恩師の指導方針から影響を受けているってことだなぁ…幸せだなぁ…🥺)

自分で粘り強く考えてみる。それが何よりも自分の力をつける。

他人に全てを委ねない自分の思考力と、その思考を実践できる技術力を備えて欲しい。最終的には、私が居なくても自分で仕上げられる人になって欲しい。(まぁ、私も自力の仕上げだと今でもなかなか不安ですが😅)

 

そんな風に思ってます。

 

本題に戻ると😂、やっぱり音楽とか美術の授業をなくしてしまうと、芸術を「なんか良いな」と思える下地さえなくしてしまう、すごく可能性を狭めてしまう行為だなと思う。

何がどう良い、なんて言語化できなくて良い、なんか良いなと思える素質さえあれば良いと思いますが、それさえも奪ってしまう。


更に、芸術という曖昧な分野を極めていると、実は何にも変え難いオマケが付いてきたりするよ、ってお話でした。

その有り難さを知るのは、もしかしたら大人になったときかもしれないけどね。